西明寺について
西明寺とは
湖東三山 龍應山 西明寺
平安時代の承和元年(834)に三修上人が、仁明天皇の勅願により開創された寺院。 2015年、アメリカのニュース専門放送局、CNNのウェブ特集において厳島神社、 金閣寺とならび「もっとも美しい場所31選(JAPAN, S31 most beautiful places) に選ばれた鎌倉時代の面影を残す日本の代表的な古刺である。
本堂(国宝)
国宝第一号指定の建造物で、鎌倉時代初期飛騨の匠が建立した純和様建築で釘を使用 していない。屋根は桧皮葺きで蟇股(かえるまた)、格子模様等鎌倉時代の様式が保存さ れている。
三重塔(国宝)
鎌倉時代飛騨の匠が建立した純和様建築で本堂と同じく釘を使用していない。 屋根は桧皮葺きであり、総桧の国宝建造物である。
名勝庭園 蓬莱庭(国指定)
国指定の名勝庭園で蓬莱庭と呼ばれている。薬師如来・日光・月光の三尊仏をあらわ す立石十二神将等をあらわす石組があり、心字池には折り鶴の形をした鶴島と亀の形 をした亀島がある。日本の名庭50選に選ばれている。
二天門(重要文化財)
重要文化財の門で、室町時代初期に建立されたもので、柿(こけら)葺きの八脚門である。
国宝三重塔内壁画(特別公開)
鎌倉時代では国内唯一の極彩色の壁画
鎌倉時代に巨勢派の画家が描いた壁画で堂内一面に、法華経の図解、大日如来の脇侍仏三十二菩薩、宝相華等が純度の高い岩絵の具で極彩色に描かれていて、鎌倉時代の壁画としては国内唯一のものであるといわれている。
公開期間:春/4月上旬~5月上旬 秋/11月上旬~11月下旬
※塔内壁画拝観の場合は、入山料の別に特別拝観料が必要です。
※荒天の場合は、文化財保護のため拝観を中止させていただきます。 詳しい公開期間は当山までお問い合わせください。
TEL.0749-38-4008
国宝三重塔内壁画をぬり絵にした、お薬師様に願いを託す「ご祈祷ぬり絵散華」があります。 ご祈祷ぬり絵散華 詳しくはコチラ
国宝本堂後陣仏像群(特別公開)
織田信長の焼き討ちを免れた西明寺の寺宝群
織田信長の焼き討ちから難を免れた多数の仏像がお祀りされている。 重文の不動明王三尊像や釈迦如来立像、阿弥陀三尊像、弁財天像、役行者像、元三大師良源坐像、親鸞聖人坐像など 平安や鎌倉、室町時代の責重な仏像が一堂に会している。
公開期間:3月下旬~4月上旬 6月上旬~9月下旬
※国宝本堂後陣 仏像群特別拝観は、入山料の別に特別拝観料が必要です。
詳しい公開期間は当山までお問い合わせください。
TEL.0749-38-4008